[感想] 11・5 POWER STRUGGLE 第9試合 60分1本勝負 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 棚橋弘至 vs 飯伏幸太

2017年11月5日の新日本プロレス POWER STRUGGLE 大阪大会が開催された。大会の目玉として棚橋弘至の持つインターコンチネンタル王座に飯伏幸太が挑戦する選手権試合、スーパージュニアタッグリーグの決勝、USヘビー戦やNEVER王座戦、IWGPジュニアヘビー王座戦とタイトルマッチも多数。

棚橋と飯伏が引っ張りに引っ張ったIC王座戦はどのような展開を迎えるのか、また先日帰国直後にIWGPjrヘビータッグ王者となったROPPONGI 3Kも見所となる。

今回は第9試合の感想を紹介。



第9試合の見どころ

棚橋弘至 [ハイフライフロー→エビ固め] ●飯伏幸太

8月1日の鹿児島で行われた棚橋vs飯伏戦で飯伏が棚橋を倒したことでこのストーリーは始まった。ザック・セイバーJrとの防衛戦に勝利した棚橋が飯伏をIC挑戦者に指名。その後タッグ戦で少しずつからみ今日まで期待を煽ってきている。

王者として棚橋が防衛するのか、飯伏が再び神越えをするのか。「しっかりしないさい!」と言った棚橋が飯伏に期待する内容となるのか。

試合展開

オーソドックスな展開から

先に飯伏が入場する。そして棚橋が入場。

試合開始直後、棚橋・飯伏刻子が起きる。ロックアップから始まり、拮抗して押し合う中飯伏がロックアップを切りバックを取ろうとする。棚橋が切り返しお互いバックを取ろうとするも取れず、棚橋ががぶってグランドの展開に。
グランドでもお互いが切り返し、がぶりの体勢の取り合いからバックの取り合いに変化。飯伏が距離を起きお互い立ち上がる。両者拮抗。

睨み合いの中から手を取り四つに組む。飯伏が膝で組手を切り、棚橋の左腕を絞り上げる。棚橋が体を入れ替え左腕を決め返す。
飯伏が決められている左腕でアームホイップをするも棚橋が腕を話さず回転して投げ返す。そのまま左腕を絞り上げる。飯伏が体を起こし、前転からのハンドスプリングで起き上がり、逆に棚橋の左腕を絞り上げる。ロープ側に押し込んだためレフェリーがブレイクを宣告。飯伏がゆっくりと手を話したところ、棚橋が隙をついて体を入れ替える。
再度ブレイクが宣告され、棚橋もゆっくり手を離すがボディーブローを入れる。そしてロープへ振ってからアームホイップ。立ち上がった飯伏にフライングヘッドシザーズホイップ。両足で頭を閉められている飯伏は体を回し、うつ伏せの状態になる。半座の状態である棚橋の足に膝をのせ頭を抜いて脱出した飯伏はそのまま体を浴びせていく。
しかし、棚橋がこれを回避しお互いバックを取り合う展開となる。その流れから棚橋がグランドでのヘッドロック。ロープ側から飯伏が棚橋をロープに振り、ショルダータックル。ダウンする飯伏だったが、ハンドスプリングですぐに立ち上がる。お互い向き合ったところに棚橋が強烈なショルダータックル!飯伏はダウンするもまたヘンドスプリングで起き上がる。

棚橋の執拗な足攻め

リング中央で睨み合う両者。棚橋がロープに走ったところ、飯伏が伏せて棚橋が回避。戻ってきたところに飯伏がドロップキック、棚橋が場外へ転げ落ちる。
飯伏が三角飛びでケブラーダを狙おうとするが、棚橋が距離を置いたためコーナーでストップ。エプロンを歩いて詰め寄る飯伏に対して、足にドロップキックする棚橋。場外の飯伏を棚橋がリングに戻し、足へストンピング、エルボー、フロント・インディアンデスロックで徹底した足攻めを行う。

足を決められながらもエルボーで反撃する飯伏に対して、技をといてドラゴンスクリューでさらに足を攻める棚橋。痛さのあまり場外へエスケープする飯伏を棚橋が場外に追いかける。

エプロンサイドでエルボーでさらに右膝を攻める棚橋。ダウンする飯伏を引き起こしてエルボーを入れるも飯伏もエルボーで反撃。エルボーを入れリングに飯伏を戻すが、飯伏は再度場外へエスケープする。距離を詰める棚橋と距離を置く飯伏。リング上で棚橋が飯伏を捕らえ、右足への攻撃を続ける。
棚橋はボディースラムからのセントーンをするも、飯伏がこれを回避して自爆。ハーフダウンの棚橋にキックをするも棚橋は寝そべって回避、そこへ飯伏がムーンサルトをするも棚橋が回転して回避。避けられたことで飯伏は着地をするも、蓄積した右足へのダメージのためダウンする。
起き上がった棚橋が飯伏の足へストンピング。足を踏みつける棚橋とそれを睨む飯伏。

立ち上がりお互いがエルボーを打ち合う。棚橋がエルボーを連発してコーナーに追い詰め、エルボースマッシュ。棚橋が対角線に振ろうとするも飯伏が切り返し、棚橋がコーナーへ。しかし、足のダメージがあるため飯伏は追撃ができない。そこへ棚橋が低空のドロップキックを仕掛けるも飯伏がジャンプして回避、しかも着地時にフットスタンプ!

飯伏が先に起きて打撃の連打からのローリングソバット、そしてミドルキック。ダウンしている棚橋にその場飛びのシューティングスタープレスでフォール。カウント2で返す棚橋。飯伏が棚橋を起こそうとするも、棚橋は足にストンピングし、足へのショルダーアタック。
棚橋がロープへ走って戻ってくるところに飯伏がフランケンシュタイナーで切り返す。棚橋は場外へ転げながらエスケープ。そして棚橋へ三角飛びからのラ・ケブラーダ!
そして先に棚橋をリングに戻し、リングに戻ろうとセカンドロープを跨いだ飯伏に足へのドロップキック。そして受け身が取れないようにロープ越しのドラゴンスクリュー。

飯伏を起こして足攻めをしようとする棚橋。エルボーで脱出しミドルキックを入れる飯伏だったが、足をキャッチされエルボーをされてしまう。今度は左のミドルキックを放つ飯伏だったが、棚橋はこれもキャッチしエルボー。
ロープに走り技を仕掛けようとした棚橋にカウンターで強烈なミドルキック。再度突っ込む棚橋にまたミドルキック。それでも諦めない棚橋に対してさらにミドルキック!しかし、棚橋はこれを受け止めドラゴンスクリュー。

テキサスクローバーホールドを仕掛ける棚橋。かろうじてロープエスケープする飯伏。右足へのストンピングを入れ、ロープを使った足攻め。コーナーに倒れかかる飯伏に向かって突っ込むも、飯伏がこれを抱え上げトップロープに載せる。そして中邑のような膝蹴り。
そしてスワンダイブ式ジャーマンを狙うも、棚橋は脱出してロープ越しのドラゴンスクリュー!そして場外の飯伏に対してコーナーからのハイフライフロー!

リングへ飯伏を戻した棚橋は左手をあげてアピール。ロープに走って戻ってきたところ前蹴りで止められてバックを取られる。棚橋が切り返してジャーマンをするが、飯伏は回転して着地。起き上がる棚橋に向かってラリアットを狙うもダッキングで回避され、スリングブレイドを受けてしまう。フォールもカウント2で飯伏が返す。

コーナーに登り飯伏が立ち上がるのを待っていた棚橋だったが、飯伏のオーバヘッドキック!コーナーに座り込んでいる棚橋に対してエプロンサイドからスワンダイブで飛びつき雪崩式フランケンシュタイナー!やや強引な形だったため形は崩れる。フォールも棚橋返す。

ダウンしている棚橋の両手首を掴みカミゴェを狙うも、腕をクロスして仕掛けさせない。隙をついて右足をキャッチした棚橋だが、側頭部へ飛び蹴りを受けてしまう。そして飯伏が棚橋を持ち上げ、コーナーへやり投げ。そしてスワンダイブ式ジャーマンと畳み掛ける。フォールするも棚橋が返す。
ダウン中の棚橋に向かってフェニックススプラッシュを仕掛けるも棚橋が回転して避け自爆。そしてそこへ棚橋がハイフライフローを仕掛けるも、飯伏も回転して脱出しこれも自爆。

棚橋と飯伏の感情のぶつけ合い

ダブルノックダウンから同時に立ち上がり飯伏が先にエルボー一発、棚橋が張り手三発返し他ところで飯伏が崩れ落ちる。飯伏を立たせて張り手を入れるも飯伏が微動だにせず。飯伏は強烈な掌底を返し、コーナーまで押し詰める。レフェリーの静止が入る中、棚橋が張り手で反撃。リング中央でお互い激しく叩き合う。
飯伏の強烈な張り手が入ると掌底、前蹴りと入れて棚橋はコーナーでダウンする。ダウンしている棚橋に対して、ストンピングやナックルを連打。
レフェリーが反則カウントを数えているところその腕を掴みカウントを止める飯伏。しかし足では棚橋を蹴り続けている。

レフェリーが飯伏を注意しているところで棚橋が立ち上がり、強烈な掌底、そして連打。ふらっとした飯伏だったが殴りつけるようなラリアットで返す。
さらに棚橋を起こしてからシットダウン式ラストライド!フォールも棚橋はどうにか返す。そして飯伏はフェニックス・スープレックスを狙うも崩れてしまう。ここで棚橋が反撃にツイスト・アンド・シャウト3連発。シャウト終わりに振り返ったところでハイキックを食らってしまう。

飯伏が右膝のサポーターをおろし、膝をむき出しにする。カミゴェを狙い膝を突き出したところで棚橋が掴まれている左手を切って回避、スリングブレイド!さらにドラゴンスープレックスを狙うが、飯伏は踏ん張り脱出。振り向きざまにハイキック。しかし棚橋はこれを避けてドラゴンスープレックス!飯伏がかろうじて返す。
さらにうつ伏せ状態の飯伏にハイフライフロー!仰向けにして再度ハイフライフロー!ここでスリーカウントとなる。

第9試合の感想

序盤のオーソドックスなレスリングから終盤の持ち味をイカした試合でよかった。棚橋がしっかりしたレスリング技術に裏打ちされたプロレスを見せてくれた。そして執拗な攻撃から感情的な飯伏を引き出した。飯伏は切れた時が面白いね。もし、飯伏の大技が決まってたらどうなるんだろうかと思える内容だった。飯伏は今後誰と絡んでいくのだろうか。

試合後のマイクで「棚橋がチャンピオンの時に新日本に離れた人がいると思う。だから俺はもう2度とプロレスファンをがっかりさせません」と言ったが、棚橋がチャンピオンになる前からの問題であって棚橋のせいではないよね。

インターコンチは棚橋がしばらく持っていた方が面白い気がする。そして、サプライズ登場のジェイ・ホワイトだがもたつかずもっと一方的に棚橋を痛めつけるといいよね。「あ、帰ってきたんだ」じゃなく、「なんか凄えのが来た!」ってなるといい。クリス・ジェリコの後のサプライズだったせいもあるが、あのタイミング出るのであればもっとインパクトを残さなくてはと心配してしまう。

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