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体当たり ショルダータックル|おはようの挨拶にも使える、日常生活で活用できるプロレス技

多くの人は同僚、友人やご近所さんとバッタリ会った時に「おはよう!」といった挨拶をすることでしょう。これは人間が社会的動物と言われる所以であり、関わりを持ちながら生活をしているからです。
プロレスにも逆水平チョップでの挨拶のほかにショルダータックルを使った挨拶もあります。
今回はショルダータックルがいかに日常生活の挨拶にも使えるかを考察していく。




ショルダータックルとは

ショルダータックルとは、立っている相手に向かって助走を付けて肩から相手にぶつかっていくプロレス技である。実は決まり事があり、ショルダータックルは左肩・左胸でぶつかるのが礼儀である。肩の側面でぶつかると思われがちだが、左胸の部分を使い広い面積を相手に当てる。ついでに衝突のタイミングに右手で相手の背中をパチンと叩いて音を立ててやると見栄えもする。

プロレスの序盤で見られる技で、ヘッドロックの流れのロープワークから繰り広げられるものがほとんどである。
若手の試合では必須のもので、ベテランになっても序盤の攻防、反撃に必要。

大型のレスラーやパワー系のレスラーの場合は、あえてショルダータックルを食らって倒れずにいるというお決まりのパワー系アピールをするのも多数いる。
ショルダータックルが聞いていない相手に何度か繰り返し、最後に倒すことで会場を沸かすことができる。

序盤にしか見られない技なので軽視されがちだが基本技の一つで、ショルダータックルの見せ方一つで選手の実力が現れる。

ショルダータックルからの進化

ショルダータックルといえば体当たりになるわけだが、この技にも派生がある。レスラー以前にやっていた前職でやっていたタックルをショルダータックルにアレンジした前職取り込み型と空中でぶつかるアタック型がある。

前職取り込み型

プロレスラーは経歴で別のスポーツをしていたもの多く、レスラーになった後に生かすことが多い。外国人ではアメフト、日本人では相撲や柔道が見られる。

<フットボールタックル>

アメフトのポジションでラインの選手がタックル前に力を溜める姿勢で構えてタックルをする。通常のショルダータックルがロープワークの中から行われるものに比べ、この技は相手が立ち上がる間に構えて待つことができる。スタン・ハンセンなどがよく使っていた。

<相撲タックル>

相撲の仕切りのように低く構えてぶつかりカチ上げに行く使うタックル。元相撲取りの選手しか使わない技である。フットボールタックル同様、溜めることができるので相手が立ち上がるのを待つことができる。輪島大士、石川敬士がよく使っていた。

空中アタック型

<フライング・ショルダーアタック>

ロープの反動で戻ってきたり、突っ込んでくる相手に対してジャンプ後に肩からぶつかる技。小橋建太、ロード・ウォーリアーズがよく使っていた。

<パトリオット・ミサイル>

コーナー最上段から行うショルダー・アタック。全日本プロレスに参戦していたパトリオットの得意技。パトリオットもフルネルソンバスターを使うようになり、単なる痛め技となってしまった。最初は左肩を当てるように飛んでいたが、のち肩の時もあれば前に構えた腕が当たることもある、要はコーナーから相手に向かって飛び込む感じであった。

<スピアー>

フライング・ショルダーアタックのように飛び込むが両手を相手の胴体に掴みかかるように行い、浴びせ倒す。時にはコーナーマットに打ちつけたりもする。
ショルダーアタックと決定的に違うのは、左肩ではなく右肩でぶつかりに行く。この技を使う選手も多くいるが、ゴールドバーグの必殺技ではあるが、現在はWWEのレインズも決め技として使っている。

こんなシチュエーションで使おう

日常生活にもショルダータックルを使う場面がたくさん潜んでいる。

<おはようの挨拶に使う>

おはようと挨拶する時に近寄り左肩と左肩をバチンとぶつける。その時、右手を使い背中を叩いて音を出すこと。あたりの強さ加減で相手の健康状態も確認できるので推奨中。

<エレベーターのボタンを押す>

エレベーターに乗り込み、行き先のボタンを狙って左肩をぶつける。エレベーターガールが同乗の時は控える。

<情動販売機のボタンを押す>

自動販売機の前に立ち、ボタンを狙って左肩をぶつける。左肩を当てるため自販機の左側にあるものが買いたいものがある時のみ有効。

<インターホンを押す>

訪問先にてインターホンを押す時に使う。左肩を当てる前に一度、自分で右肩を叩いて「ぶつけるぞ!」とアピールするのが好ましい。

このように様々な場面でショルダータックルを活用することが可能だが、緊急時に警報のボタンを押す時はしないほうがいいだろう。

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