先日ハロウィンジャンボ宝くじの抽選会が行われた。多くの人が夢を見たことだろう。また、大晦日には年末ジャンボ宝くじが待ち構えている。一発当てたい!と思う人には欠かすことができないイベントであろう。
この年末ジャンボ宝くじの一等の確率は実に1/20,000,000と言われるほど低いものである。当たれば7億円と考えると夢中になるのもわからないではないが、堅実なものを好む人からすれば理解に苦しむのではなかろうか。
そして堅実な人であれば毎月少額でも貯金をしていき、気付いた時には大金にすることだってできるのである。もちろんプロレスにもコツコツと積み重ねていく技がある。ローリング・クレイドルがその代表的なものである。
今回はコツコツ積み重ねることの大切さをローリング・クレイドルの考察から学んでいく。
ローリング・クレイドルとは
すでにご存知の方にとっては釈迦に説法ではあると思うが、万が一知らないという人のためにローリング・クレイドルとはなんなのか説明をしておこう。
ローリング・クレイドルとは回転揺り椅子固めと呼ばれるプロレス技で、コブラツイストに入るような形からグランドへ引き込み回転、最後にフォールの体勢に持っていくことで3カウントを奪うことができる技である。
大の大人が無抵抗になんども回される姿や、勢いがなくゆっくりとただ回転しているところを何度か目撃されていることから本当は効かないんじゃないかと思うプロレス技ランキングにも常に上位にランクインする技である。
また、回転に合わせて自分も動いてるんじゃないかという誤解を招くこともある技である。
ローリング・クレイドルといえば豊田真奈美
ローリング・クレイドルと言えば小橋建太や若かり頃のSANADAなど数名いるが、一番の使い手と言えば先日引退した豊田真奈美ではなかろうか。
豊田のローリング・クレイドルについての代表的な逸話がある。1993年11月9日LLPWで行われた対抗戦のカード、キャロル美鳥vs豊田真奈美戦のこと。実力差があまりにもあり過ぎるため、5回10回での回転で決まるところ、早く終わってしまってはを申し訳ないと思い自己最多の50回転に挑戦したという。
結果50回転を達成し、記録と記憶に残る内容となった。
ローリング・クレイドルと特徴としては一方向に回転を続けるところにある。三半規管にダメージを与えるとはよくいったもので、一方向に回転することで三半規管内のリンパ液が移動し回転性のめまいを引き起こす。
また、三半規管の隣には蝸牛という場所があり、三半規官の障害が蝸牛に広がる場合にはめまいと同時に耳鳴りが起こることも。
また、回転性のめまいは気分が悪くなることで、吐き気や嘔吐をともなうことがあるため、フォールで3カウント入ってしまうこともあるのである。
コツコツやることの大切さ
多くの人間は負担にならないような小さいことでも、継続して行うことになると多大なストレスを感じることがある。そのため、簡単と思われていたこともなかなか継続しないことが多い。
ローリング・クレイドルがもし2〜3回転だった場合、相手の三半規管に大ダメージを与えることはできないであろう。1回じゃ効果が小さいことでも継続して積み重ねることで大きな効果をうむのである。
一発大きいものを狙う方がエネルギーは少なくて済むかもしれない。しかし、ローリング・クレイドルのように一つ一つは小さいながらもコツコツ相手にダメージを積み重ねていくことで大きな力となり得るのである。またこちらの方が計算することもできるのである。
このコツコツ積み上げる行為ははプロレスに限らずいろんなことにも言えるであろう。運に頼らず、確実に力を蓄えていってみてはどうだろうか。
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