タグチジャパンに学ぶ、野球を野球以外に使う方法

2017年10月26日、日本のプロ野球界はドラフト会議で盛り上がった。今年の目玉は超高校級スラッガーである早稲田実業の清宮で、実に7球団の指名となった。
Jリーグ登場後、一時は人気の失われたプロ野球界であったが徐々に人気が回復。スター選手が続々登場したことにより活気付いている。

プロレス界にも野球要素を取り込み、他とは違うアプローチで成功した人物があった。それは田口隆祐、そして彼が監督として率いるのがタグチジャパンである。
今回はこの田口ジャパンに注目して野球要素の取り込み方を考察したい。



タグチジャパンとは

まずタグチジャパンとは何か?最近誰でもこのタグチジャパンという響きをよく耳にするのではなかろうか。
タグチジャパンとは新日本プロレスの田口隆祐が率いるユニットで位置付けとしては本体所属となる。そのため、タグチジャパン所属の本隊のレスラーから選ばれている。

もともと田口・棚橋・中西の急造ユニットであったものの、田口のグッズであるサングラスに新日本プロレスの商品開発担当がサムライジャパンの感じでタグチジャパンと入れたものが始まり。野球だけではなくサッカーやバスケなど他の球技の要素も取り込んでいる。

タグチジャパンが取り入れた野球要素

様々な球技の要素をうまい感じで取り入れたタグチジャパンであるが、その中で野球要素とはどのようなものであろうか。

<円陣>

さながら高校球児のような感じで集まり、「絶対勝つぞ!」の号令で気合を入れる。

<全力ベースボール>

タグチジャパンの6月期のチームスローガン。野球はツーアウトからということなので、ツーアウトを取られても諦めないという心を表している。

<グータッチ>

ジャイアンツの原監督が監督時代にホームランなどで選手を迎え入れるときに使っていた喜びの表現方法。両拳をしっかり握り、軽く拳を合わせる。
これにより選手に気持ちを伝えていたのである。タグチジャパンでは田口監督が入場時のパフォーマンスで使う。

<長打コース>

野球でいう長打コースとは外野の間を抜けるような2塁打以上のヒットのことを指す。ちなみに単打とは一塁で止まるヒットのこと。特にスコアリングポジション(2、3塁にランナーがいる状態)のときは確実に得点ができる。一塁ランナーが俊足の時はホームを狙えることもある。
2塁ランナー、1塁ランナーが走る際は2〜3塁間から外野方向が見えないため3塁コーチャーが捕球状況をみて進塁や停止を指示するのだが、進塁の時は手を大きく回すことでランナーにわかりやすく指示を出すことができる。

タグチジャパンでは相手をコーナーに叩きつけた後、監督が右腕をぐるぐる回すことで他のメンバーがどんどんホームに帰るようにコーナーの相手に攻撃を加えていく。
6メン以上の試合であれば人数が多いので問題がないが、通常のタッグの場合は一人しかいないため腕が回り続ける限り、一人が何度も走り続けることになる。
また回す腕が途中からEXILEのCHOO-CHOO-TRAINのような振りに変わる。

<ブロックサイン>

野球ではベンチから攻撃時はバッターやランナーに対して、守備時はキャッチャーに対して指示を出すことに使う。複雑な身振りの中に意味を持たせ、また中にはフェイクを入れることでわかりにくくする。

タグチジャパンではブロックサインは監督から出るのだが、なぜか受ける側が同じ身振りをする。そしてブロックサインから出る指示は田口がセカンドロープに登りお尻を突き出し、ここにパートナーが相手を振りヒップアタックを行う。ただ、これは振るときに切り返されパートナーがヒップアタックを食らう。この後、田口が後ろを見ずに喜ぶのだが途中で異変に気づくパターンが多い。

<シャドーピッチング>

試合前に肩を作るようにタオルを使って行うウォーミングアップ。特に展開が投手戦を意識している時は重要視されてる。

プロレス以外でも野球を取り入れるには

プロレス以外でも野球を取り入れることは可能である。それにはまず野球を知ることが近道だろう。
タグチジャパンでは意思の疎通の点でブロックサインを導入したり、走る面で長打コースの三塁コーチャーの動きを取り入れた。また、トレーニング手法としてタオルを使ったシャドーピッチなどを取り入れている。
プロレスと野球の融合は抜群の効果を挙げ、タグチジャパンではNEVER6人タッグ王座、IWGPjrタッグ王座を獲得したのである。

日常で自分が抱えている問題に野球の要素を当てはめてみると予想もつかない化学反応が起きるはずである。
全く想像もつかないことであるため、恥ずかしくて仕方がないこともあるだろう。しかし、恥を忍んで野球を問題解決に取り組むことで、これまで突破できなかった壁が一気に突破することもできるのである。

タグチジャパンのように野球の知識と恥ずかしがらないちょっとした勇気、これさえあれば全てがうまくいくであろう。

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