[投げ技] デッドリードライブ|登りつめても油断をするとやられてしまう事例

2017年10月24日セ・リーグクライマックスシリーズ決勝で3位の横浜DeNAが広島相手に4連勝し、日本シリーズ進出を決めた。ペナントレースでは14.5ゲームあったにもかかわらず短期決戦で連敗をしてしまったのである。

ある野球解説者は広島の敗因をゲーム勘が不足していたと分析している。果たしてそれだけで4連敗もするであろうか。いや。それだけでは無い。初日に雨天コールドで楽して勝ってしまったことやゲーム差による1勝利分の特典など、慢心を誘ってしまったのでは無いかと思われる。雨天も続いたせいかもしれない。
気がついた時には2勝2敗、そこから勢いに乗っているDeNAと戦うことが難しかったのではなかろうか。

プロレス界にも油断をすることでやられてしまう、ということがよくある。その最たる例がデッドリードライブである。今回はそのデッドリードライブについて考察する。



デッドリードライブとは

デッドリードライブとはどのようなものか、すでにご存知かもしれないがあえて説明をしておきたい。
デッドリードライブとはコーナー上段にいる相手をリフトアップスラムのように投げつけるものである。
かつて一部のパワーファイターがリフトアップスラムを使っていたが、デッドリードライブの場合は相手がすでに高い位置にいるため力を使わずに投げることができる。
また受ける側もコーナーから一回転して背中から落ちるため受け身の技術も必要とされる。

コーナー上段の相手には雪崩式ブレーンバスターや雪崩式フランケンシュタイナーなど見た目が派手な技が優先されるため、お目にかかる機会が減った技でもある。

上手なデッドリードライブの導き方

では、デッドリードライブを得意とする選手はいるのか。残念ながら得意技とする選手はいないのが実情である。ボディスラムと同様で基本的な技なためでもあるが、相手をコーナー乗せて仕掛けるにはいささか地味でである。

ところが、この技にはあえて受ける達人はいたのである。一番有名なのはリック・フレアー、ハーリー・レイスそして日本人では永源遙の名が挙げられる。

<リック・フレアーの場合>

フレアーの場合はコーナー上段から仕掛ける技としてはフライングボディアタックかダイビングのチョップがある。フィニッシャーではないのだが痛め技である。
試合中盤から後半にかけて仕掛けることが多く、観客もほぼデッドリードライブで返されることがわかっているので、そのムーブメントが観客に喜ばれていた。特にコーナーに登る前にアピールをしたりと回復の時間を与える配慮も見られていた。
(→関連記事:リック・フレアーに学ぶ、大人になってからの許しの乞い方)

<ハーリー・レイスの場合>

レイスの場合はダイビング・ヘッドバットがフィニッシャーとして有名である。そのためコーナー最上段に登るときは観客もこれを期待するのであるが、するするっと相手が起き上がるとデッドリー・ドライブをされるのである。特にジャイアント馬場戦では頻繁にデッドリードライブで返されることがあった。

<永源遙の場合>

永源の場合はコーナー上段から仕掛ける技としてはほぼダブルのチョップ(もしくはアックスハンドル)になるだろうか。永源遥というコミカルなキャラクターであるため、そのコーナーから技を仕掛けようとするところで観客は盛り上がっていた。
しかし定番としてデッドリードライブで返されるところまでがセット担っている。特にノアでよく見られた。

切り替えされても愛される人物であれ

プロレスや野球に限らず、世の中は競争社会であることは間違いない。そして、実力があるものやチャンスを得たものが上に上がっていくのである。
相手を下に見る位置にいても決して相手を見下してはいけない。相手は虎視眈々と隙をうかがい下剋上を狙っているのである。

ただ、自分にエンターテイメント要素があるのであればフレアーや永源がデッドリードライブで返されるように観客を喜ばせることができる。
そのためには愛すべき人物であることが必要である。相手を見下すような人物なら決して愛される人物になることはないであろう。

油断せずに反撃されないことが一番である。しかし、全ての人が喜ぶのであればあえてデッドリードライブをされるのもいいものである。
真のエンターテイナーであれば後者の選択もありなのではなかろうか。

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