世界三大ポールに学ぶ、大男をコントロールするマネジメント術

世界三大ポールと言えば誰が思いつくであろうか。ポール・ニューマン、ポール・マッカートニー、ポール牧、ポール・ギルバート、ポール・ウォーカー・・などなど出てくるのではなかろうか。確かに著名人ばかりで支持も多いであろう。しかし、本物の世界三大ポールは違ってくる。
そう、ポール・エラリング、ポール・ベアラー、ポール・ヘイマンのことである。この3人に共通することは大男の敏腕マネージャーであること。
今回は世界三大マネージャーの手腕を考察してく。




マネジメントについて

マネジメントは一般に「管理」と訳される。管理には「評価・分析・改善・計画・調整・指揮」などである。
マネジメントにも変遷があり、かつてはビジネスの成否を握るのは商品そのもののクオリティであったが、市場が飽和状態に近づくと単にクオリティだけでは売れなくなる。クオリティで売れていたものが「売るための戦略」へと移っていった。

そのためには高い目標を目指し組織を発展させることが必須となり、その目的遂行のためにマネージャーというものが頭角を表すのである。

プロレス界もレスラーを売るための戦略が必要であった。全ての選手がセルフプロデュースに長けているわけではなく、マネージメントを外部に任せることで能力を120%発揮することができたのである。

世界三大ポールについて

プロレス界のマネージャーもたくさんいた。日本では将軍ワカマツやビクター・キニョネスが有名であろう。そして、マネージャー界の三大ポールは世界を席巻するレスラーのマネジメントをしてた。

ポール・エラリングのマネジメント

元々はレスラーであったポール・エラリングだが、内臓疾患により引退。マイクの巧さからリージョン・オブ・ドゥームを結成、のちに世界的に有名なタッグチームであるロード・ウォーリアーズと合体することになる。
ウォーリアーズのマネージャーになったエラリングはタッグチームとしての動きや戦術を指南し、その結果ウォーリアーズは大きいだけではない人気と実力を兼ね揃えたタッグチームとして成長していくこととなった。

日本ではウォーリアーズとともに全日本プロレスに参戦、セコンドにつく。ピンチとなれば選手に対して手を出し支援することもあった。
ちなみに新日本にウォーリアーズが参戦した際(ヘルレイザースの頃)にはマネージャーを辞めている。

ポール・ベアラーのマネジメント

かつてレスラーであったが、引退をして葬儀屋を始める。その後、ヒールマネージャーとしてプロレス界に復帰し1991年にWWFでジ・アンダーテイカーのマネージャーとなる。アンダーテーカーが墓掘り人であったことから、自身も葬儀屋の経験を生かし、喪服に白塗り、金の骨壷をもつ従者のポール・ベアラーに変身する。

のちにベアラーがプルプルしながら持つ金の骨壷がアンダーテイカーに力を与えコントロールするアイテムに変身する。また金の骨壷こそがポール・ベアラーの象徴でもあった。

その後、アンダーテイカーと抗争を繰り広げたり、元の鞘に戻ったりすることとなる。

首がないほど太った体型に白塗りに目の周りのクマ、プルプルした手つきなど怪奇派のマネージャーとしては名演で、ストーリーにガッチリと絡んだタイプであった。

ポール・ヘイマンのマネジメント

ポール・ヘイマンは前述の二人とはキャリアが少し異なる。エラリングもベアラーもプロレスラーとしてのキャリアがあるがヘイマンにはない。プロレスラーとしてのキャリアはないがヒールマネージャーとして活躍。のちにECWのプロデューサーとなる。

WWEに移った後はスマックダウンやなどを盛り上げたがECW低迷を元にWWEを離れることとなるが、のちにブロック・レスナーの法律アドバイザーとして復帰する。
「私の顧客であるブロック・レスナーは・・・」であることを何度も言い、レスナーに変わってほぼ全てのマイクパフォーマンス部分を担当する。
レスナーの試合ではレスナーがピンチの時にリングサイドで口に手を当てるなど乙女のように振る舞う。

マネージャーに求められること

世界三大ポールからマネージャー求められることがわかったであろうか。
1. ポール・エラリングのように知識やスキルを正しく伝え、人間としてのパフォーマンスを引き上げる。
2. ポール・ベアラーのように時には力を与え、時にはコントロールし、時には反目して成長の機会を与える。
3. ポール・ヘイマンのように余計なことをさせず、一つに集中させる。そしてそれを乙女のように見守る。

中間管理職である人は部下のマネジメントの部分で悩むことが多いであろう。しかし、それも正しい知識とスキルを身につけ、部下に接することでマネジメントすることができるのである。
世界三大ポールのように人をマネジメントすることで高い目標を目指し組織を発展させることも夢ではないだろう。

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