[感想]9・24DESTRUCTION in KOBE 神戸ワールド記念ホール 後半戦

9月24日、神戸ワールド記念ホールであった新日本プロレスの感想の後半部分です。




本日の対戦カード

本日の対戦カード

<第1試合>
天山広吉 川人拓来 vs 岡倫之 北村克哉 

<第2試合>
リコシェ 田口隆祐 タイガーマスク 獣神サンダーライガー 真壁刀義 vs TAKAみちのく エル・デスペラード タイチ 金丸義信 飯塚高史 

<第3試合>
YOSHI-HASHI 後藤洋央紀 vs チェーズ・オーエンズ バッドラック・ファレ

<第4試合>
バレッタ vs 高橋裕二郎

<第5試合 IWGPタッグ選手権試合>
ハンソン レイモンド・ロウ vs タンガ・ロア タマ・トンガ vs デイビーボーイ・スミスjr ランス・アーチャー

<第6試合>
マイケル・エルガン 棚橋弘至 vs デビッド・フィンレー 飯伏幸太

<第7試合>
ロッキー・ロメロ 矢野通 石井智宏 vs BUSHI SANADA 内藤哲也

<第8試合>
ウィル・オスプレイ オカダ・カズチカ vs 高橋ヒロム EVIL

<第9試合 USヘビー級選手権試合>
ケニー・オメガ vs ジュース・ロビンソン

試合内容

後半戦の試合内容を各試合ごとに整理してみた。
前半戦はこちら

第6試合

◯マイケル・エルガン 棚橋弘至 [エルガンボム] デビッド・フィンレー● 飯伏幸太

IC王者である棚橋が次の挑戦者に指名した飯伏幸太との試合。IC王座戦の伏線か。

棚橋ー飯伏からスタート。バックの取り合い、首投げの応酬でファーストコンタクト。
エルガン-フィンレーにそれぞれ交代。フィンレーが同様に首投げするもエルガンがパワーで踏ん張り、力技で攻め込む。
棚橋エルガン組がフィンレーを捕まえる。エルガンの立膝にフィンレーをボディスラム。

2回目の棚橋ー飯伏のコンタクト。激しいエルボーや張り手の応酬。飯伏反撃で形が崩れながらもジャーマン。
カミゴェ狙うもカットされ棚橋がスリングブレイドで反撃。
交代したエルガンが飯伏を攻める。どうにか脱出して飯伏幸太がフィンレーと交代。

フィンレーがドロップキックなどで連続攻撃するも、エルガンがファルコンアロー。
飯伏幸太フィンレーのダブルチームに対し、ラリアットで飯伏幸太を場外に、コーナーから飛んだフィンレーをジャーマン。
棚橋をリフトアップして場外の飯伏に投げつける。最後は強烈なラリアット、エルガンボムでフィンレーを沈める。
試合後、棚橋がICのベルトを掲げ、飯伏幸太をリングに呼びつける。エプロンサイドでおでこを合わせる。

実際のところ、棚橋、飯伏は序盤の絡みと中盤の叩き合いぐらいで技としての絡みがなかった。
試合はエルガン中心で進んでいた。今回の試合は棚橋飯伏の絡みを強くするためのものだったようだ。
また、棚橋がICをアピールして、IC戦の前振りとして盛り上げようとしているのだろう。

第7試合

ロッキー・ロメロ 矢野通 ◯石井智宏 [垂直落下式ブレーンバスター] ●BUSHI SANADA 内藤哲也

CHAOSとLIJの試合。G1で内藤が負けている石井に対してのIWGP挑戦権に対しての絡み。
リング上でロッキー・ロメロが矢野からCHAOSのDVDを買って喜ぶ。

内藤がIWGP挑戦権が入ったアタッシュケースを持って入場。石井の前にケースを飛ばし見せつける。
石井が内藤を指名し、石井-内藤でスタートも、組むことなくBUSHIとタッチ。
BUSHIと絡む中、内藤が乱入するも石井が内藤を鉄柵にぶつける。

矢野とSANADA。すぐに矢野ワールドになるもSANADAがローリングクレイドル。やられたふりをしながらロメロと交代。
ロメロとBUSHI。内藤が乱入するもロメロが内藤をコーナーに飛ばし、BUSHIと内藤に対して往復でラリアット。
SANADAがカットして場外戦となる。花道では内藤が石井の足攻撃する。
リング上でロメロがLIJに捕まる。矢野がカットに入るもパラダイスロックをされる!

ロメロが捕まり、石井とタッチしようとするも内藤が唾を吐きつける。
どうにかロメロが石井と交代。石井内藤の絡みになり、石井が内藤に猛攻。
石井優位に進むもBUSHIがカットにはいり形勢逆転。

内藤が右膝狙いで低空のドロップキック、4の字固めを行うも矢野がカット。LIJが石井を捕まえ攻撃。両者入り乱れる。
内藤がコーナーの石井に蹴りを入れエプロンサイドに降りたところ、石井がラリアットで内藤を沈める。
ロメロの膝蹴り、矢野がマンハッタンドロップ、ラリアットでBUSHIに畳み掛ける。
場外の内藤SANADAに対してロメロがトペを敢行。石井が滞空時間の長い垂直落下ブレーンバスターで決着。

試合後、石井が内藤をリングに上げ、逆水平、エルボーを連打した。

内藤が石井に連敗をしていることから始まったところだが、石井は挑戦権に挑戦したいということは言ってないという、お互い上から目線のちょっとわかりにくいやりとり。石井のスタンスがわかりにくいため、もう少し煽るところは丁寧にやっと方がいいのではないだろうか。石井にとってIWGP挑戦権の価値が見えてこない。
試合は面白かったです。

第8試合

◯ウィル・オスプレイ オカダ・カズチカ [オスカッター] 高橋ヒロム● EVIL

高橋ヒロム-オスプレイ、オカダ-EVILの絡み。オカダはG1でEVILに首の負傷を負わされており、その因縁。

オカダ-EVILからスタート。オカダコールが始まり、やはりオカダは人気がある。
序盤の絡みからオカダのセントーン・アトミコとレインメイカーを仕掛けるもEVILは共に避ける。
それぞれオスプレイと高橋に交代。スピードのある展開。お互いの技をギリギリで回避し魅せる。オスプレイの身体能力が印象的。
中盤オスプレイが捕まりダブルチームでやられる。オカダがカットに入るも高橋のドロップキックで場外に落下。オスプレイがどうにコーナーに戻るもオカダが場外でダウンしているのでタッチができない。
EVILに責められるも、どうにか反撃する。外道がエプロンサイドでオカダが戻ったことをアピールする。

オカダと戻りオスプレイと交代。
オカダが場外にEVILを落とし、鉄柵の先にEVILを落とす。
オカダが全力で鉄柵ごえのトペを狙おうとダッシュするところに椅子を顔面に投げつけて迎撃する。リング内のオカダを戻し、ラリアット、フィッシャーマンズスープレックス。
オカダが返すもダークネスフォール。首を搔き切るポーズをしてEVILを狙うもオカダが堪える。

オカダEVIL共に交代。
オスプレイがスワンダイブ、錐揉み式セントーン。コーナーへの高橋を座らせて対角線ダッシュをするところ、高橋がフロントスープレックスでカウンター。
高橋がダイナマイト・プランジャー、カウント2で返す。
タイムボムを狙うもオスプレイが脱出。コークスクリューで反撃。EVILがカットに入りEVILを狙うところ、オカダがEVILを捕まえレインメーカーを叩き込む。
最後はオスプレイが高橋にオスカッターでフィニッシュ。

オカダが試合後、「超人の倒し方知ってるらしいな、10月9日 IWGPの勝ち方、お前にきっちり教えてやるから覚悟しておけ、このやロゥ」と吐き捨てる。

オカダとEVILが因縁を持ちながらもわかりやすく絡んだので良かった。直接決着をつけず、レインメーカーでノックアウトというのも次に繋がる展開。
高橋ヒロムとオスプレイの因縁はなかなか弱い。そしてオスプレイは身体能力高いなぁという印象。

第9試合

◯ケニー・オメガ [片翼の天使] ジュース・ロビンソン●

G1でオメガに勝ったジュースとのタイトルマッチ。USヘビー級王座の初めての防衛戦。またオメガが右足の半月板を損傷からの復帰。
ジュース・ロビンソンが下馬評を「覆すことができるか、といった試合。

序盤はロックアップからの力比べやスタンダードなレスリングの展開が行われる。テクニカルな流れの中、オメガがエプロンサイドに着地をした時に足を痛めたように動きが鈍る。
怪我が再発か?と思われる中、足にダメージがあるようには思えない動きでジュースを攻めるオメガ。
棚橋曰く「ジュースは騙されましたね」とのこと。

攻守が入れ替わる中、少しずつ左足をオメガが気にし始める。少しずつジュースが押し始める。
フルネルソンバスター、キャノンボール、ダイビングボディプレスで責め続ける。カウンターでオメガがフランケンシュタイナー、場外に落ちたジュースにノータッチのトペ・コンヒーロ。
ジュースをリングに戻し、背中にミサイルキック。青い衝動をするも左膝に叩きつけているのでオメガも足を痛がる。

ジュースがニールキックで反撃し、ジャックハマー。カウント2でオメガが返す。
ジュースがパルプフリクションを狙うも、膝蹴り反撃。すごい音がする。そしてリバース・フランケンシュタイナー。2カウントでジュースが返すもVトリガー。
オメガが片翼の天使を狙うもG1の時のようにジュースが前方回転海老固めで返す。
隙をついてVトリガー、再度片翼の天使を狙うもののジュースが脱出し、左足にマッケンロー。ようやく左足を狙い始める。
ここから左足を攻撃する展開。ハーフボストンクラブがいい感じに決まる。

顔面を下から蹴り上げオメガが脱出するも、ジュースがシンプルな攻撃で左足を攻め続ける。コーナーポストを使った4の字固め。
ブレイクがオメガがジュースを蹴り飛ばし、プランチャをするもジュースが避ける。オメガは自爆する形で足にダメージを負う。
ジュースの攻撃がなかなか荒々しくなるが、疲れが出て連続攻撃ができない。

エプロンサイドでの攻防のあと、リングイン中のオメガにキャノンボールが炸裂。エプロンサイドでオメガが場外に向けのてブレーンバスター、共に落下する。
ダブルノックアウト状態で場外カウントが進む中、先にオメガがリングイン。ジュースはカウント19で戻る。

足を引きずりながらオメガが反撃、3回ドラゴンスープレックス!そしてVトリガー連発。
ジュースが堪えて反撃するもカウンターで膝蹴り、片翼の天使を狙うもどどんのような感じでジュースが返す。
パルプリフリクションを狙うジュースに対して、ニールキックで反撃するオメガ。ジュースはコーナーのセカンドロープにうつ伏せに倒れこむ。
そして背後からVトリガー、ルーシュドライバーをするもジュースが返す。

めまぐるしく攻守が入れ替わる中、ジュースがラリアット。持ち上げるものの形が崩れるようなパワーボムになる。
ナックルの後にパルプフリクションを狙うもオメガが堪えるが、そのままタイガースープレックス。
腕をあげてアピールしてナックルパートを2発。そしてパルプフィクション!
オメガがカウント2で返す。そしてオメガをコーナーポストに座らせて、雪崩式のパルプフリクションを狙う。
しかし、オメガが下から担ぎ上げて雪崩式の片翼の天使でフィニッシュ。

試合後、オメガの会見の席にYOSHI-HASHIが登場。広島では負けたけど心は砕けていないということでUSヘビー級王座に挑戦を表明する。

ジュース頑張った!オメガが勝つことはわかっていたという人も多いが、あれだけ攻防があり、最後は説得力のある展開ができたのは良かったと思う。
畳み掛けるようにできればいいのにとは思った。昭和のプロレスなら序盤から足攻めてるんだけどな、と思う。
そしてYOSHI-HASHI。名言誕生の瞬間だった。『俺のハートは砕けていない』、このワードはバズるかもと棚橋のお墨付きとなった。

後半戦

内藤と石井の絡みが弱いことがとても残念。試合ではがっつり絡んでいるものの進行上の必要性が感じられない。でも試合は面白かった。
挑戦権があるため、挑戦権に価値を持たせようとしているのだろうがもっとガツガツにIWGP狙っている選手の方がいいのではなかったろうか?もしくは石井もガツガツにIWGPに興味ありますとなった方が盛り上がるのではなかろうか。

棚橋と飯伏。以前飯伏が棚橋に勝利したことを元に再び起きた流れだが、IC王者である棚橋からの指名。それを今大会でより色濃くするために組まれたカードだろう。なぜ飯伏なのか、おそらくIC王座の地位向上のためだろう。

オメガとジュースの試合も面白かった。なんだかんだで二人ともしっかりとしたレスリングができていたし、大技の応酬も見所があった。オメガの猛攻を堪えたジュースも良かった。

全体を見て思うのが新日本プロレスのベルト戦略と海外進出。今大会のタイトルマッチ全てが外国人選手で組まれたていたのは海外放送用にしたのではないだろうか。
また多すぎるんじゃないかとの話もあるシングルのベルト。IWGP、IC、USヘビー、NEVER無差別級。それぞれに価値を持たせることでそれぞれのベルトに絡む選手が増えていく。これはWWEと同じ方式。
となると統一王者という概念は存在しないはず。だから統一戦も行わないだろうし、どちらも狙う流れもないだろう。だから、どちらのベルトがいいとか考えない方がいい。

トップ選手が増える中、ベルトを一本化するとそれに絡む選手が減り、モチベーション低下にも繋がるだろう。
トップ選手が増える、活躍する場が増える、いい試合が増え人気が出る。そう考えれば新日本プロレスは今後も安泰だろう。

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