DDTがサイバーエージェントに株式譲渡。ここから考えるプロレスに必要なメディア戦略

本日9月22日にDDTプロレスリングが9月1日付で発行済の株式の100%をサイバーエージェント社に譲渡したと発表があった。
これによりDDTはサイバーエージェントの完全子会社になる。
このことが今後どのようなことかを考察してみた。




プロレスとメディア

プロレスとメディアは実は切っても切れない関係がある。
新日本プロレスは時間帯の変更はありながらもテレビ朝日系列で放送され続けている。かつては全日本プロレスも日本テレビ系列で放送されていた。
ただ日本テレビは全日本プロレスから選手が大量離脱後は放送をプロレスリングノアに変更している。そしてノアの放送はCSへと移動になった。

そのほかの団体ではSWSやリングスがWOWO、UWFインターナショナルがTBSで一時的に放送されている。

インターネットが普及する前の時代は、プロレスの情報はテレビ、新聞、週プロ及びゴングに限られていたため、テレビ放送がない、またはなくなるということは団体の死活問題だったとも言える。

かつて第一次UWFの時代はテレビがないとやっていけないと言われており、フジテレビなどでの放送を模索していたが実現に至らず、新日本に回帰している。

例外が一つだけあり、第二次UWFはテレビ放送がなくてもセルビデオ販売が強かった。

昨今BS、CSの普及により有料チャンネルのコンテンツとして放送されている団体も現在はある。BSではBS11で全日本プロレス、J-Sportsで WWEロウとスマックダウン。CSでは侍があり、日テレG+(ジータス)でノア。GAORAでは全日本とDRAGONGATEか。テレ朝チャンネルで新日の生放送などが行われた。
またネットの普及により以前よりはるかに簡単に情報や動画を入手できる環境になった。自前でチャンネルを持ち配信できる時代である。

DDTだからこその可能性

サイバーエジェントの子会社となったDDT。ここにはAbemaTV向けに優良のコンテンツが欲しいサイバーエージェントと認知拡大のためのDDTで合意があったのだと思われる。

AbemaTVでは格闘チャンネルがあり、新日本やUFCなどのコンテンツはすでにあるが、さらに充実させたかったのだろう。

DDTといえばエンターテイメント性の強い団体であり、人気もある。飯伏幸太やケニー・オメガなど現在新日本で活躍する選手も排出しているほどの団体。テレビ中継がないのでAbemaTVと繋がるのはかなり露出拡大に繋がる。

日本のプロレスはどちらかというと激しい技の応酬を好む一方、WWEのようなエンターテイメントも好む層もあるので、エンタメ要素のあるDDTは認知を得ればそ食い込む可能性がある。

今後のプロレス業界とメディア戦略

今後プロレス業界はどのようにして生き残りをかけるのだろうか。
数多くあるインディー団体も含めメディアの活用が必須となるだろう。

それはテレビや新聞、雑誌だけの話ではない。インターネットが普及したこの時代に、活用しない手はない。すでに自前で動画配信チャンネルを持つことは可能である。

しかし、それはただ試合結果を流すのではなく、積極的なネット中継やバックヤードの中継などより”身近に感じさせるため”ことでのリーチ獲得が急務である。
そもそも選手のことを知らなければ感情移入など起きないのである。
だから頻繁に情報を発信し、試合の質を濃くし、選手のキャラクターを立てて認知を得て、試合で感情移入をしてもらう。これこそがこれからの鍵ではなかろうか。

そしてネットで検索したり、動画を進んでみたりするアクティブな人だけではなく、いわゆるライト層への認知獲得も積極的に必要だろう。
ということは動画広告の活用だろうか。

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